« もう一つの目 | メイン | ビューティーレッスン »

消音への挑戦

_7152611.jpg

先日のコメントで舞台撮影のことを書いたので、消音についても触れておこうと思った。

一眼レフカメラ特有のシャッター音。
カメラの機種によって様々な音だけど、演劇や演奏などの舞台撮影、ライブ撮影、動物撮影などではこのシャッター音が邪魔になる。
数年前はオリンパスのE-1を使っていたので、他のデジタル一眼レフよりもシャッター音が小さく、特に邪魔な音という感じがしなかった。その後、後継機がなかなか出ないのでE-330も使ったが、やっぱりプラスチックボディのカメラは音が軽い。その高音が耳障りになってしまうのだ。一部のメーカーから消音ケースというのが発売されてはいるものの、一部の機種用しかないので、E-330用の消音ケースは制作していた。
完全に包んでしまった方が音は漏れないが、そうは言っても操作するために右手でカメラを握らないといけないし、操作は見ずに行えるにしてもファインダーとレンズと液晶モニタはどうしても露出しないといけないから、そこに穴が存在してしまうのでいかに余分な隙間を無くすか検討した結果、当時E-330しかなかった可動する液晶モニタを利用して密閉性の高いケースを制作することができた。

e-330_silent.jpg

合皮数枚重ねとゴム素材を使用しているので、本皮バッグぐらいの重さはある。
完全無音にはならないが、カシャンという音が鈍く聞こえる程度で、独特のチュイーンという高音部が無くなりいい感じに落ち着いた。明らかに現在メインで使用しているE-3のシャッター音よりは小さいのだ。

このケースを制作してから既に1年半。今のメインがE-3である以上、E-3のシャッター音をさらに小さく無音に近い状態までもっていく消音ケースを試行錯誤し続けている。

コメント (4)

消音は舞台撮影には必ずついてくる問題ですよね。
僕は、昔からシャッター音があまり出ないコンデジを使ってますが、それでもやっぱり気になります。
最初はCASIOのQV7000SX、本格的に舞台を撮るようになってからはMINOLTAのDiMAGE7、今はPanasonicのFZ50というカメラを使っています。
本格的といっても、きちんと勉強したことがないのですが…。


どの撮影ジャンルでも経験することが勉強なので、続けている事実が本格的なんだと思います。

早く一眼で無音のデジタルシャッター機を実用化してほしい。
ニーズは多いはずなんだけど。


ありがとうございます!
とても心強いです。


サイレント一眼、出て欲しいですね。
出るとしたらマイクロフォーサーズですかねぇ。


そうですよね。今一番近い位置にあるのがその規格のカメラなんですが、できればフォーサーズのほうでも実現してほしいものです。


コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

About

2009年7月15日 12:06に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「もう一つの目」です。

次の投稿は「ビューティーレッスン」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

最近のコメント

Koichi Shimizu on 消音への挑戦: そうですよね。今一番
トム(snail-house) on 消音への挑戦: ありがとうございます
Koichi Shimizu on 消音への挑戦: どの撮影ジャンルでも
トム(snail-house) on 消音への挑戦: 消音は舞台撮影には必